約一世紀前に産声を上げた日本の映画産業の原点は、ここ西陣です。



大映画館街がありました。
時代劇を支える和装が容易に入手可能なこと、芸事に理解を持つ西陣の旦那集の支援があることなどから、西陣に「時代劇の京都」の基礎は出来ました。新京極とならぶ歓楽街として、西陣には40年前まで20を越える映画館がありました。映画製作の場としてだけではなく京都人の社交場として西陣一帯は栄えたわけです。


時代劇の小道具。
時代劇に必要な小道具一式を貸し出し、日本映画を裏から支えてきたのが、一条大将軍出身の高津商会です。重要文化財にも指定された美術品までそろえ、国内外の美術館からも注目を浴びています。


映画「ニュー・シネマ・パラダイス」。
日本映画の盛衰ともにしてきた歴史を刻んできた西陣の映画産業。現在では残念ながらその面影はありません。子供も大人も同様に映画を楽しみ、それが庶民の娯楽の王様であった時代、それはさながら映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のようですね。


邦画の復活を夢見て。
ハリウッド発の映画が人気のほとんどを占め、技術的にも邦画との差が歴然としている現在、アニメーションを除いて日本の映画界は活気を失っています。しかし、太秦では今も意欲作が作り続けられており、若い才能が着実に育っています。日本文化の中心地、京都で世界に誇る映画が創られる日が来るようこれからも応援し続けていきましょう。











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